ウォーターフォールモデルを学ぶなら

ウォーターフォールモデルを学ぶなら

IT初心者がこれからシステム開発を学ぶということならば、ウォーターフォールモデルについて知っておくことはとても重要です。ウォーターフォールは日本語に訳すと「滝」という意味になりますが、水が上流から流れ落ちるような様子をシステム開発の流れに例えてこの名前が付けられています。

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開発の基本となるウォーターフォールモデル

ウォーターフォールモデルを学ぶなら システム開発は、クライアントの要望をより正確に汲み取って、それを具体的な計画として表記した「要件定義」からスタートします。要件定義は、水が流れるように順を追って各フェーズに進むにあたり絶対的な基準になります。そして外部設計、内部設計、詳細設計を経てプログラミングという流れになっていきます。そして最後にテストをして問題がなければシステムが完成するというのがウォーターフォールモデルの全容です。

ひとつでも変更があると大きな障害になる

滝の水の流れを逆流させることができないように、ウォーターフォールモデル開発においてどこかの部分で変更が生じた場合、一部修正では済まされない問題へと発展していきます。要件定義に基づいて次のフェーズの仕事が完了すると、さらに次のフェーズに進むことになりますが、次に進むにあたって各フェーズが前の仕様の流れを引き継いでいるため、少しでも変更となると既に終了しているフェーズの仕様を修正して作業をやり直さなくてはなりません。そうなると、当初の予定は大幅に狂ってしまうことは避けられず、プロジェクト全体に大きな影響を及ぼすことになります。仮にテストの段階で要件定義を変更するレベルの問題が発生した場合には、それまでの仕事を完全にリセットしてまた最初からやり直さなくてはならなくなる場合もあるので、プロジェクトチーム全体の心身への負担はもちろん、コスト面でもかなり大きな障害になってしまいます。

上流工程の重要性を理解する

問題が上流工程の段階で発見されていれば修正の負担も少ないですが、下流に行けば行くほど修正のリスクは大きくなります。ですから、システム開発においての上流工程は、プロジェクトを円滑に進めるためにとても重要な位置を占めていて、レベルの高い知識と技術だけでなく、プロジェクト全体を把握してコントロールできる力を持つ優秀な人材が求められています。

上流工程を学ぶならこの本

システムエンジニアとしてぜひ学んでおきたい上流工程についてとてもわかりやすく説明されているのが「はじめての上流工程をやり抜くための本」です。上流工程の基礎から一連の流れをポイント毎に具体的かつ理論的にまとめられています。 はじめての上流工程をやり抜くための本 まさに、はじめての上流工程をやり抜くための本というタイトルの通り、初心者が上流工程を理解するのに最適な本です。 はじめての上流工程をやり抜くための本

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