ロジカルシンキングを学ぶなら

ロジカルシンキングを学ぶなら

「ロジカルシンキング」とは日本語にすると「理論的思考」という意味ですが、これはシステムエンジニアにとってITの知識や技術と同様にとても重要なものです。同じ仕事をしているエンジニアでも、持っている性格は人それぞれ違いますから、全ての人が理論的思考の持ち主とは限りません。しかし、ロジカルシンキングというのはひとつのスキルとして身に付けられるものなので、性格的に難しいからといって諦めずに、手法として受け入れるようにしてみましょう。

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ロジカルシンキングの型

ロジカルシンキングを学ぶなら ロジカルシンキングを身に付ける場合には、いくつかの手法があります。その中のひとつである「MECE」は「漏れなく、だぶりがなく」といった意味があります。システムエンジニアの仕事にこれを当てはめると、作業内容のチェックなどの際に何か抜けている部分や見落としてしまっていることがないかどうかをよく確認するということになります。次に「ロジックツリー」という手法がありますが、これは何か問題について考える時に、分類表を用いて思考のプロセスを目に見える形にすることを表わしています。ロジックツリーとMECEを組み合わせて物事を考えていくと、考えるべき問題について抜けている部分がないかどうかを確認しながら、段階的に理論的な考え方を図で展開していくことができるので、自分の頭の中にある様々な情報を上手に整理できるようになります。 また、ロジックツリーには原因を深く追求するための「WHYツリー」や、やりたいことを実現するための方法を「HOWツリー」で模索していくというものがあります。この手法を用いると、理論的思考が苦手な人でも落ちついて問題をひとつひとつ展開できるようになるので、仕事だけでなく様々なことを考える際に使える便利な手法です。 もうひとつ大切なのが「ゼロベース思考」です。これはその名の通り物事を一旦ゼロに戻して考えてみるという手法です。人はつい過去の経験を基準にしてものを考えがちですが、ゼロベース思考の発想があればこれまでにない方法などを探究しやすくなります。

ロジカルシンキングで問題解決

システムエンジニアの仕事は問題解決作業の連続ですから、ロジカルシンキングの手法を用いて考えていけば、どんな性格の人でも理論的思考で答えを出すことができるようになります。特に普段慌ててしまいやすい人や深く考えずにすぐ行動してしまう人などは、ロジカルシンキングを日頃から使う癖をつけて思考の訓練をしていくといいかもしれません。 「IT現場で使える!ロジカルシンキング」という本は、様々な経験をしてきたベテランエンジニアにも嬉しいロジカルシンキングの具体的手法についてコンパクトにまとめられていておすすめです。 IT現場で使える!ロジカルシンキング IT現場で使える!ロジカルシンキングを読めば、相手が納得する提案方法を組み立てるためのテクニックなどを身に付けることができます。 IT現場で使える!ロジカルシンキング

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