交渉力を学ぶなら

交渉力を学ぶなら

値段というものは物の価値を表わしています。それはフリーランスが手にする報酬についても同じで、仕事の価値が値段として表れます。システムエンジニアとしての腕が確かなものであっても、提示する報酬額がそれに見合わず安ければ、相手はそれがその人の価値だと判断します。ですから、仕事をもらうために安易に自分の価値を下げるのでなく、交渉で仕事を獲得していけるようにしていきましょう。

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自分本位ではうまくいかない

交渉力を学ぶなら 交渉して何とか自分に有利な条件になるようにしたいという気持ちでいると、相手にもその気持ちが通じてしまって交渉はうまくいかないでしょう。交渉はあくまでも双方にとって損にならないポイントを見つけるためのものですから、自分の利益だけではなく相手の利益に対しても真剣に考えるという誠実な姿勢を持つことが大切です。システムエンジニアの仕事は専門性が高いので、クライアントには作業に対する価値の基準がわかりにくい場合も少なくありません。そんな時には、なぜこの金額でこの仕事なのかということを相手に理解してもらえる説得力のある説明をしなくてはなりません。

いろいろな交渉方法

交渉は、何でもストレートに話すだけでは相手のペースになりすぎてしまう場合がありますから注意が必要です。最低でもこの金額は欲しいという数字を自分の中できっちりと決めておかないと、言われるままに値段を下げてしまうことにもなりかねません。また、条件を最初に提示してしまうと、相手にとってそれが基準になってしまい、それ以上の金額へ引き上げることはできなくなります。まずは相手の出方を待ってから少しずつ交渉を先へ進めていくようにしましょう。 最初に自分から金額を提示する場合にも、値下げ交渉を見据えて価格の設定金額は高めにしておくようにしましょう。心理的には価格が高い方が価値も高く見える効果があり、そこから値下げをするとお得な気持ちになります。お互いが気持ち良く合意するためにも必要な工夫です。しかし、自分の能力に見合わない金額を提示しても、それだけの仕事ができないようでは困るので、客観的に見た自分の価値をしっかりと確立しておきましょう。

交渉力を高める

交渉力は経験も大切ですが、戦術を練っておくことも大切です。情報化が進む時代にあって、交渉術はどんどん巧みさを増しています。やはり様々な手法を学ぶ努力はしておきたいものです。 そこでおすすめの本が「超一流の交渉術」です。この本では、心理学に基づいた一歩前へいくための交渉術を学ぶことができます。 超一流の交渉力 超一流の交渉力は、企業を相手にしなくてはならないフリーランスが自信を持って交渉に臨むためのノウハウがぎっしりと詰まった本です。 超一流の交渉力

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